【2023年】プロジェクター初心者がプロジェクターについて調査してみました
昨今ビジネスの場だけではなく、自宅で楽しむことができるホームプロジェクターや外へ持って行きやすい小型プロジェクター、ゲームと連動性の強いプロジェクターなど様々な種類のプロジェクターが登場しています。
また、プロジェクター機能のみにとどまらず、実用性にも優れた商品が多く進化しています。
本記事は、プロジェクターの買取強化をおこなっている買取専門店リムーブの、まだプロジェクターの勉強中であるスタッフが情報収集をかねてまとめました。
実用性に優れたプロジェクターはこれだ
照明一体型プロジェクターPopIn Aladdin(ポップインアラジン)
PopIn Aladdinとは、プロジェクター付きシーリングライトです。
各ご家庭にある天井の照明器具であるシーリングライトに、多彩で高性能のプロジェクターとharman/kardon製の高音質スピーカーを搭載した、画期的な照明一体型3in1デバイスです。
コードレスで場所を取らず、しかもワイヤレスで、お部屋でお好きなコンテンツを大画面で鑑賞することができる、大人気のスマートなライトでありプロジェクターなのです。
家族で子どもといっしょにリビングの壁に映してアニメやテレビ番組を観たり、友人とワイワイしながらスポーツ観戦やゲームプレイであったり、時にはおひとりでホームシアター気分で動画や映画鑑賞であったり、時にはプラネタリウム見学の気分で星空を天井に映してみる、であるなど、様々なシーンをより充実させることができますね。
ポップインアラジンを販売しているAladdin X株式会社は、Aladdin Xシリーズや、小型プロジェクターであるAladdin Vaseなどといったモデルを2018年から発売しており、2018年12月~2023年1月においてのシリーズ累計販売台数が22万台を突破、また、2018年~2022年ホームプロジェクター市場で5年連続販売台数1位を獲得しているとの事です。
記事を書いているわたしは持っていませんが、この文章を書いていくにつれて購入意欲がグッと高まっています(笑)
音楽鑑賞も好きなわたしにとって、1台3役は素晴らしいと感じています。
小型プロジェクターシリーズ KABĒNI(カベーニ)
コンパクトでポータブルなので家庭でもビジネスでも使える小型プロジェクター
KABĒNIシリーズは2019年に発売してからKABĒNI、2021年にKABĒNIPRO、2022年にKABĒNIPRO2(カベーニプロ2)と進化していて、KABĒNIシリーズの国内累計販売数は2023年5月1日時点で58,000台を突破しているとの事です。
本商品の気になっている点は、カベーニプロ2のスペックがとにかく優秀であることです。
特徴としては下記の通りです。
・小さい&軽い
12.8センチと小さくて軽く、重さは542g。
これは500mlペットボトル1本の重さと同じくらいです。
もちろん各プロジェクターの特徴は多種多様なので一概にはいえませんが、PopIn Aladdin X2 Plusの重さは4.9㎏なので、それと比較すると、圧倒的に軽量なのがわかります。
・高画質
フルHDなので高画質で映像を鑑賞できる。Blu-rayと同じ解像度との事です。
コンパクトでスタイリッシュな形状にもかかわらず、どこでも高画質を楽しめる。
・省エネモード時においての連続再生最大3時間
充電式のプロジェクターですがバッテリー大容量なので、フルHD画質で2時間以上バッテリーが駆動可能との事。しかもコードレスで再生できるらしいです。
充電環境下にない屋外にいても、ちょっと長めの映画を1本鑑賞できますね。
・天井にも壁にも投影可能
カベーニプロ2は三脚が付属しているので、投影角度を自在に調整できます。
しかも小型で軽いので、どこにでも置ける高い設置性があります。
さらに、近距離投影が可能であり、壁から0.5mに設置すれば14インチ、5m離せば、180インチ、また、6畳のお部屋で、なんと100インチ大画面を映すことができます!
そして、台形補正機能を有している事から至近距離や斜めからでも投影でき、上下左右を四角に補正して投影ができるそうです。
しかもフルHDなので画面サイズが変わっても画質はBlu-rayさながら。
上記では触れていない性能もありますが、読んでいただけましたでしょうか。
とにかくスペックが素晴らしすぎませんか?
購入意欲が高まる一方です。
しかしながら、お財布と相談した結果、プロジェクターを何台も買うことは難しいので、自分の生活に合った1台に絞りたいと思います!
が、厳選して自分の使用用途に合ったプロジェクター1つを見つけるのって、なんだか難しいなと思っていませんか?
今わたしは、とてもそう思っています。
プロジェクターを買うためにまずチェックするべきこと
買う前に必ずチェックしておくべき点はどういった点なのだろうか。
「自宅の壁や天井に映すことができるだろうか?」
「取り付けは難しくないのかな?」
「2000~3000ルーメン程の髙輝度なプロジェクターだと排気ファンの静音性はどうなのか?」
などなど、調べていても、まだまだ気になる点は多いです。
下記では購入検討段階で何をチェックすべきか、性能面について3点お伝えいたします。
1.ルーメン
一般的に、小型サイズなのにルーメンが高いプロジェクターだと人気な商品が多いです。
ルーメンとは、光源(プロジェクター)から放出される全ての光の量です。 その単位がルーメンであり、数値が高いほど光の量が多くなるため、明るくなります。
つまり、ルーメンは明るさの単位のことで、(lm)と表記されていたりもします。
しかし、一般的によく聞くルーメンという単位は、メーカーの公表値であり明確に統一された基準ではありません。
そのため、ルーメン値が同じでもA社よりもB社の方が明るいということがあります。
そして、ルーメンはメーカー毎に異なる明るさなので、同じメーカー内での比較が正確なものとなります。
一方で、ANSIルーメンの値が同じであれば、明るさが異なることはありません。
ルーメンとANSIルーメンの違いとは?
ANSIルーメンとは、アメリカ国家規格協会が定めたルーメン規格のことです。
算出方法が定まっているので、メーカーが異なったとしても明るさは同じになり、正確な比較が可能な数値と言えます。
つまり、
ルーメン → 光源の明るさ
ANSIルーメン → 投影面の明るさ
という違いになります。
基準が異なる為、〇ルーメン=〇ANSIルーメンと換算はできないので注意しましょう。
このANSIルーメンの数値は、実際に目にする投影面の明るさをきちんと表している数値なので、よりプロジェクター選びの参考になります。
ANSIルーメンも数値が大きくなるほど明るさが増すので、数値の大きいものを選べば、明るい場所でも見やすい映像となります。
以上、上記の違いを意識しながら、気になるメーカーのルーメンを確認しましょう。
また、機器の明るさのみではなく、室内の照明や外光の採り入れによって、プロジェクターで投影する映像をより見やすくするのも大事なことです。
ちなみにモバイルプロジェクターは200ルーメン前後の製品が多いとのことですが、画面を小さくするか、暗室での利用が想定されている為とのことです。
このルーメン数は暗すぎないか、もしくは部屋で観るには明るすぎないか、など、ご自身のプロジェクターを置く環境下を考慮したうえで確認することが重要であると言えますね。
2.投影距離
先ほどプロジェクターを置く環境下について少し触れましたが、金額やメーカー、製品スペックのみではなく、ご自身で写したい画面サイズを考え、そのサイズを快適に映し出せる場所にプロジェクターを置く、ということを考慮することも重要です。
これを投影距離といいます。
投影距離とは、プロジェクターを置く場所から壁もしくはスクリーンまでの距離です。
この投影距離が、プロジェクターが映す画面の大きさと明るさを決定します。
近すぎても遠すぎても見えづらいですし、投影距離がズレている状態のまま設置しても、映像がぼやけてしまいますので注意するべきポイントです。
一般的には、2.5mから3mの投影距離で100インチ画面サイズを投写できる製品が多いです。
しかし、最適な投影距離はプロジェクターごとに様々です。例えば、同じメーカーで同じ画面サイズを映す場合であっても投影距離が異なる場合もあります。
プロジェクターのレンズの性能にも関係しているので、画面サイズが同じだからといって投影距離も同じであるとは限りません。
また、プロジェクターのタイプによって投写距離が異なり、この投写距離は3つに分けられます。
・超短焦点タイプ(超広角レンズを使用)
・短焦点タイプ(広角レンズを使用)
・標準タイプ(標準レンズを使用)
メーカーや製品にもよりますが、短焦点プロジェクターであれば2.5m~3mの投射距離で、また、超短焦点プロジェクターであれば、わずか数十センチの投射距離で80型~100型もの大画面を実現できます。
テレビだと100型画面で観るには、そもそもテレビ本体の運搬や設置も大変ですが、超短焦点や短焦点プロジェクターであれば、大画面をカンタンに映し出すことができます。
3.台形補正機能
台形補正機能とは、斜めから映しだした場合、普通は画面にゆがみが出てしまいますが、このゆがみを補正する機能です。
台形補正には上下方向の補正と左右方向の補正があります。
しかし、補正可能な角度はメーカーや機種によって異なりますので事前にチェックしましょう。
つまり、この台形補正機能を有したプロジェクターであれば、設置したい場所と適切な投影距離を確保するのが難しい場合でも、諦めるにはまだ早いのです。
斜めから映し出すことによって、投影距離を解決できる可能性がグッと上がるのです。
しかし、補正が可能な角度はスペックごとに異なっていたり、輝度の低下や画質の劣化(特に画像ぼやけ)が現われる場合があります。
台形補正機能があるからといっても光学的な補正の限界がありますので、やはり、適切な距離を確保できるプロジェクターの置き場所を確保することが大事ではありますが、知っておくべき機能ですね。
4.本体の大きさ
ホームプロジェクターやビジネス向け製品もあるのでプロジェクターの使用用途にもよりますが、設置スペースの観点では、コンパクトなポータブルプロジェクターや、投射距離が数十センチ(だいたい30cm程度)と短くて済む超短焦点プロジェクター(しかも台形補正機能も付いた製品なら尚良し)が特におすすめですし、良いなって思いますよね。
しかし、やはり良い物は標準タイプに比べて価格は高そうです。
万能性であれば、冒頭で書いているカベーニ。
ちなみに、とにかく本体のコンパクトさ重視であれば、「モバイルプロジェクター」は、バッテリー内蔵で手のひらサイズの小型かつ軽量なのがポイント。
モバイルプロジェクターなら例えば6畳間でも設置できます。
また、メーカーにもよりますが、Wi-Fi機能とネット動画再生機能を搭載し、完全ワイヤレスで大画面投射が可能。
しかも価格も3万円前後といった商品もあり、最初に購入するならオススメかもしれません。
まとめ
購入したいプロジェクターのメーカーや、その製品の仕様表をよく確認することは必須となります。
インターネットで欲しいメーカーの情報やスペック、金額などを調べることは誰でも可能ではあります。
しかし、ご自身の生活環境や目的に沿って、プロジェクターを快適に使う為には、自分の生活シーンに合う使用用途を決め、購入前にしっかりシミュレーションすることが大切だと、この記事を書いてみて実感しました。
手軽に持ち運びたいのか、それともホームシアター用に特化させるのか、とか、
また、設置場所にしても、投影距離を確保できそうか、とか、角度で補正できないと適切な画面サイズを写せそうにないか、など、置きたい場所で色々とイメージしてみましょう。
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