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野球グローブのサイズと測り方には準拠すべき規則があった! 具体的な方法とインチなど表記の注意点を解説

芝の上に置かれているボールが収まったグローブ

野球グローブ(グラブ・ミット)のサイズを知るための測り方には共通の方法があります。しかし、サイズ表記はインチや号数、S.M.Lなどさまざまです。表記方法はメーカー各社が独自の判断で行っているため、見ただけでは正確な大きさがわかりません。この記事では、測り方やメーカーごとに異なる表記方法、サイズ選びの注意点など、野球グローブのサイズについて紹介します。

野球グローブのサイズと測り方を決める公認野球規則

芝の上に置かれた「RULE」の積み木と野球用具のミニチュア

■野球グローブのサイズはタテのサイズ

野球のグローブのサイズはタテの長さで表します。タテの長さとはグローブの端から端まで、つまり指先から手首の部分までの長さです。ただし、指がない捕球用具のミットはファーストミットもキャッチャーミットも先端から下端までの長さでサイズが決まります。

■公認野球規則によるサイズ制限

野球のグローブには公式試合で使用できるサイズに上限があります。公認野球規則によってサイズ制限が行われているためです。公認野球規則ではグローブの測り方も定められており、規定の測り方を用いて測れば、制限内のサイズかどうかがわかります。

各グローブメーカーでは、公式試合で使用可能なグローブを公認野球規則に準拠して作っているため、メーカーによって測り方が異なるということはありません。また、サイズ選択の際に測り方が違うと、大きさの見極めに支障をきたすため、規定通りの測り方が妥当です。

■人差し指の先から手首の端までの内側を計測する

具体的なグローブのサイズの測り方は以下のとおりです。

・始点は人差し指の先端で手首の端を終点とする

・グローブの外側ではなく内側を測る

・グローブに沿って測る

 

ここで公認野球規則の規定を紹介しておきます。

「グラブの寸法を測るには、計測具または巻尺をグラブの前面またはボールをつかむ側に接触させ、外形をたどるようにする。その大きさは、縦が4本の指の各先端から、ボールが入る個所を通ってグラブの下端まで13インチ(33.0cm)以下、手のひらの幅は、人さし指の下端の内側の縫い目から、各指の下端を通って小指外側の縁まで7¾インチ(19.7cm)以下である。」
出典:ミズノ公式HP「野球・ソフトボール用具規則」https://www.mizuno.jp/baseball/rule.aspx

 

公認野球規則では4本の指それぞれの先端から計測して規定内であることが定められています。しかし、4本の指それぞれを始点として4回測る必要はないでしょう。一番長い指で測った数値が規定内であれば、他の指からの長さも自動的に規定内の長さとなるためです。

人間の手は5本の指の中で中指が一番長いものの、実際のグローブは手形のような形状にはなっていません。一般的に人差し指の部分が一番長いことから、グローブのサイズの測り方としては人差し指で測れば問題ないことになります。

また、横幅についても規定されていますが、各メーカーが表示しているサイズはタテのサイズです。したがって、サイズ選びで横幅の数字を考慮する場合は別途確認が必要となります。

野球グローブのサイズ表記について

大小8つのグローブ

■インチやアルファベットなどさまざまなサイズ表記がある

野球グローブのサイズ表記にはインチをはじめ、S.M.Lなどのアルファベット、大中小や数字などメーカーやグローブのカテゴリによってさまざまな表記単位があります。

S.M.L表記 SS S M L LL
漢字表記 特大
数字表記 4 5 6 7 10
その他表記 A1 B2 C3 5L 6S

※上記は表記の一例でイメージです。各表記間の関連を表したものではありません。

 

どの表記方法を使用するかはメーカーによって大きく異なっており、同一メーカー製であっても大人用と少年野球用では表記方法が異なっている場合があります。

たとえば、ミズノの場合は大人用のグローブを8~18Nの11サイズで展開しています。数字が大きくなるほどタテの長さが長い、つまり大きなサイズです。そのミズノも少年野球用ではM.L.LLといったアルファベット表記を使用しています。

■同じサイズ表記でも大きさが同じとは限らない

実際のサイズを長さで表した場合はグローブ間の大きさの比較が可能ですが、サイズ表記だけで比較すると思わぬ失敗をしてしまう可能性があるため注意が必要です。同じ表記(たとえばMサイズ)だったとしても、メーカーが異なれば長さが違うと考えた方が無難でしょう。

サイズ5 サイズ6 サイズ7 サイズ8
ウイルソン 28.0cm 28.5cm 29.0cm 29.5cm
アシックス 28.5cm 29.0cm 29.5cm 30.0cm

 

ここでは有名メーカーのウイルソンとアシックスのサイズ表記を比較します。両メーカーとも28.0cmから用意されており、ウイルソンはサイズ5~12まで、アシックスはサイズ4~14までのサイズ展開です。その中でサイズ5~8までを抜き出してみましたが、それぞれ0.5cmアシックスの方が大きくなっています。わずか0.5cmに見えるかもしれませんが、装着感や使用感に影響を与える可能性のあるサイズ差です。

また、前述のようにミズノでは最小表記がサイズ8となっており、同じ8でも上記2社よりも小さいサイズであることがわかります。

インチ表記なら大きさがすぐにわかる

インチ表示のモノサシ

「1インチは2.54cm」

野球グローブのサイズではインチ表記も見かけますが、インチ表記はアルファベットや数字、漢字などによる表記と大きく異なります。インチはそれ自体が国際的に共通する長さを表す単位です。1インチは2.54cmと決められています。したがって、どのメーカーであろうとも、大人用か少年野球用かも関係なく同じインチ数なら同じサイズです。

たとえば、11インチなら27.94cmで、11.5インチなら29.21cm、12インチは30.48cmとなります。ただし、製品の性質上ピッタリの長さに仕上がっていないモノがあり得る点は考慮に入れておきましょう。

■日本では馴染みが薄いインチ

日本ではメートル法が長さの単位として日常的に使われています。1メートルは100cmで1cmは10mm、という決まりは日本人であれば意識することなく使っているでしょう。ところが、インチ法はそれほど使われていません。パッと思いつく範囲では、テレビやパソコンのモニター寸法を表示する際や、自転車のサイズ表示にインチが使われている程度でしょうか。

40インチのテレビや、24インチのパソコンモニター、26インチの自転車といわれれば何となく大きさがイメージできるかもしれません。しかし、他のモノでインチを使われるとイメージしにくいのではないでしょうか。野球のグローブも同じです。インチ数をcmに換算したほうがわかりやすいのは、インチに馴染みが薄いためといえます。

1インチが2.54cmであることを知っていれば、単純に2.54倍の長さ、大きさをイメージできるでしょう。また、4インチが約10cmに、10インチが25.4cmになるといったように、ポイントとなるインチの長さ、大きさを事前に頭に入れておくと便利です。野球グローブのサイズを測る場合に限らず、さまざまな場面で活用できます。

少年野球のグローブは手に合ったサイズが重要

走りこんでくるランナーと捕球態勢に入る少年野球の3塁手

■学年で大まかな分類ができる

少年野球で使用するグローブは大人用のグローブとは異なります。大きな特徴としては、学年によって大まかな分類ができる点です。明確に低学年用や高学年用といった分類がなされているわけではないものの、学年による身長差を考慮したサイズの目安があります。以下はミズノが公表しているサイズについての少年用サイズチャートを基に作表したものです。

サイズ表記 SS S M L LL
身長 ~120cm 120~135cm 130~145cm 145~155cm 155cm~
学年 1~2年 1~3年 2~4年 4~6年 5~6年

大人用のグローブには年齢や身長といった要素による目安がないことを考えれば、少年用のグローブはサイズ選択がしやすいといえるでしょう。

■成長に合わせてサイズを見直す

少年野球でプレイしている年代の子どもは成長が早いため、短期間でグラブサイズが合わなくなる可能性があります。合わないグローブを使っていると、うまくボールを処理できないだけでなく、場合によっては手を痛めてしまう危険性もあるため、子どもの成長に合わせてサイズを見直すことが重要です。グローブを選ぶ際には、サイズの測り方だけでなく、手に合っているかどうかが重要になります。これは大人用にもいえることです。

大人用のグローブはポジションで分かれている

ゴロの捕球態勢でグローブを前に差し出して構える内野手

■ポジション専用でサイズを選ぶ

大人用のグローブは内野手と外野手などポジションによって分かれています。ポジションが決まっていれば専用アイテムの中からサイズ選びをするとよいでしょう。ポジションが定まっていない場合などはオールラウンド用グローブの選択もあります。もちろん、特定のポジションであってもオールラウンド用が使いやすいと感じることもあるでしょう。それぞれのニーズによって選び分けてください。

サイズ感は買取にも影響する

サイズ感が合っていないグローブは使い勝手が悪くなるため、うまく操作できずに傷みやすくなる可能性があります。買い替えなどで買取に出す場合、傷んでいれば査定のマイナスポイントになってしまいます。グローブを購入する際は出来る限り試着しておきたいものです。

数字上のサイズを知って選択する候補を選ぶ

野球グローブの測り方には規則があります。しかし、購入時にサイズを実測するケースはほとんどないでしょう。サイズ表記を参考に数字上のサイズを知ることが、候補選びに役立ちます。最後は実物を試着してみることが重要ですが、試着できない場合はより慎重にサイズ情報をチェックしましょう。

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