鉄道模型初心者のための基礎知識! 入門編から上級編まで楽しみ方のポイントも徹底解説
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鉄道模型初心者のための基礎知識! 入門編から上級編まで楽しみ方のポイントも徹底解説

1面2線のホームで駅舎側に停車中の鉄道模型

鉄道模型は大人の趣味として人気です。初心者にはわかりにくいと思うかもしれませんが、自作で複雑な工作をするケースなどは別にして、難しいことは何もありません。既製品の車両とレール、コントローラーのセットを買ってくれば、誰でもすぐに楽しめる手軽さがあります。もちろん、壮大なジオラマ作りなど上級者を目指すのもよいでしょう。

初心者からベテランまで鉄道模型のココが魅力! おすすめポイント3つ

2階建て駅舎をバックにホームで列車を待つ乗客の鉄道模型

■車体を眺めて楽しい鉄道模型

鉄道模型は子どもから大人まで楽しめる趣味として、古くから根強い人気を誇っています。鉄道模型は一般的なホビーユースの模型のイメージでもあるプラモデルなどとは異なり、必ずしも自分でパーツから組み立てる必要はありません。完成品も販売されています。レールは組み立てる必要がありますが、実質的には数本に分割されたレールを挿し込むなどの方法でつなぎ合わせるだけです。

鉄道模型の楽しみ方は人それぞれで、レールに乗ったお気に入りの車体・車両を眺めているだけでも満足というファンは少なくありません。電車など鉄道が好きなファンにとっては、お気に入りの車体・車両をコレクションすることが大きな楽しみのひとつです。

ひとくちに鉄道模型といっても、0系や700系などの新幹線が好きな人もいれば、D51などの蒸気機関車が好みの人もいます。また、国鉄時代のL特急車両がお気に入りという人など、観賞用に選ばれる車体・車両のバリエーションも豊富です。

せっかくだから自分で作りたいと思えば、車体を組み立てることもできます。組み立て用として販売されているラインナップにお気に入りの電車などがない場合は、完全自作という選択肢まであるのが鉄道模型の奥深い点です。

■レール上を走らせて楽しい鉄道模型

鉄道模型は買ってきたり自作したりした電車や列車を飾って眺めるだけでなく、動かすことも可能です。動かせるとは走行可能ということで、電車などの車両を専用のレールに置いて走らせることができます。小さい子どもがおもちゃの新幹線などを手で押して遊ぶ光景がありますが、年齢層の高い子どもや大人が走らせるのは鉄道模型です。精巧にできた模型を走らせることで、列車の運転士気分を味わえる点も鉄道模型の楽しさのひとつとなっています。

車両を走らせるのは簡単で、レール上にしっかりと載せてコントローラーを操作するだけです。基本的に前進と後退が可能で、スピードコントロールもできます。出発してから徐々にスピードを上げ、カーブでは減速するなど自分で動かす感覚を楽しめる点は格別です。コントロールに失敗すると脱線してしまうこともあり、運転テクニックを磨くなど熱中できる趣味だといえるでしょう。また、より高い機能をもつコントローラーもあります。

■風景と一体となって旅気分を盛り上げる鉄道模型

車両だけを眺めたり、フローリングや畳の上を走らせたりするだけでも楽しめるのが鉄道模型です。しかし、ホンモノの鉄道は街の中や山の中を走っています。せっかくならよりホンモノの気分を味わいたいと考えるようになっても不思議ではありません。実際に、多くの鉄道模型ファンがより幅の広い楽しみ方をしています。

それは風景と一体となった鉄道であり、リアル感や旅行気分を盛り上げる鉄道模型です。鉄道施設にはじまり、自分の好きな情景や実際の観光地などをイメージした自然や建築物のセットを作って配置することでより楽しめます。

鉄道模型の定義と概要

ビルが並ぶ街中を線路が走る鉄道模型

■そもそも鉄道模型とは?

鉄道模型はプラモデルなどとは異なると述べましたが、組み立ての必要があるか否かだけが違いというわけではありません。ここで一般的に考えられている鉄道模型の定義を紹介します。人によって細かい部分の解釈が異なる可能性はありますが、鉄道模型とは実際の鉄道をさまざまな縮尺によって再現したもので、ある程度の精巧さをもって作られた模型です。

鉄道模型という言葉が示すように、電車や機関車などの車体・車両だけでは該当せず、レールがあってはじめて鉄道模型と呼べます。それぞれ単体で鉄道模型の一部と呼べるのは、全体としての鉄道模型が前提として存在するからで、プラモデルの電車は多くの場合それ自体で完結してしまっている点からも鉄道模型とは異なる存在です。

鉄道模型には、前述したように車両とレールからなるものや周囲の土地の情景まで含めたものまで、さまざまなカタチの表現方法があります。

■鉄道模型はレール上を動かせる模型

鉄道模型の大きな要素として「動かせること」があります。鉄道であるため、動くのはレールの上です。つまり、車両と対をなすレールがあり、その上を走れることが鉄道模型にとっては欠かせない要素となっています。レール上を動かせることが重要であり、その方法は問われていないため手動でも構いません。

ただし、近年では自走可能な動力システムが普及していることもあって、鉄道模型といえばレール上を自走する車両というイメージが定着しているといえるでしょう。この点でいえば、プラモデルでも対になるレール上を走れるタイプであれば、鉄道模型と呼べそうに思えるところです。

ここでタカラトミーから発売されている「プラレール」というアイテムが鉄道模型に該当するのかといった疑問があります。しかし、プラレールは外観からも用途的にも鉄道模型のコンセプトとは大きく異なるといえるでしょう。一般的にも鉄道模型とは別物として認識されているようです。ちなみに、タカラトミーは鉄道模型の有名ブランドであるTOMIXを手掛けるトミーテックを傘下にもっています。

■鉄道模型はレールに流れる電気で走る

動力を有するタイプの鉄道模型は、一般的にレールを流れる電気をエネルギーとしてモーターを回転させて走ります。いうなれば電車です。レールに乗っている車両が蒸気機関車だったとしても電気で走るという点では不思議な気分になるかもしれません。

レールに供給する電力は家庭用電源から引き込みます。コンセントからコントローラー(パワーユニット、パワーパック等)を経由してレールへと電気が送られる仕組みです。レールは左右がそれぞれプラスとマイナスになっており、コントローラーから来るフィーダー線をコネクタに接続することで開通します。

■鉄道模型には完成品とキットがある

最初に述べたように鉄道模型にはすでに出来上がっているアイテムもあれば、ある程度まで出来ている部品を自分で組み立てるキットもあります。また、完全に自作することも可能です。自分が欲しい車両が見つからないケースでは完全自作の選択肢もありますが、販売されている車両の一部が自分のイメージと異なる場合には、改造を行うファンも少なくありません。このように奥が深い鉄道模型は、より大人向けの趣味だともいえるでしょう。

ゲージは鉄道模型のサイズ感に直結する要素

効果線路を走る鉄道模型

■鉄道模型になくてはならないゲージとは

鉄道模型ではゲージという言葉が出てきます。ゲージとは、簡単にいえばレールの幅のことです。レールの幅によって走れる車両模型も決まってきます。レールがないと鉄道模型にはならないため、ゲージは鉄道模型になくてはならない要素であり、サイズ感に直結する要素です。

鉄道模型の大きさはさまざまで、人を乗せて走れるビッグサイズのものから、手の中に入ってしまうほど小さなものまであります。それぞれに対応するゲージが存在していることはいうまでもありません。

ゲージは単なる線路幅というだけでなく、別の大きな役割をもっています。線路幅の異なる路線(たとえば新幹線と在来線)を鉄道模型にした際に、線路幅まで忠実な尺度で再現すると、それぞれのレールを用意しなくてはならなくなります。場所と費用に問題がなければ構いませんが、できれば1本のレールで両方を走らせたいものです。ここが実物と鉄道模型の大きな違いでもあります。

そこでゲージの登場です。新幹線車両の模型にも在来線車両の模型にも同じゲージを使用することで、サイズが異なる路線の車両を1本のレールで走らせることが可能です。

■名前だけは知っている人も多い有名なNゲージ

鉄道模型初心者でも知っていると思われるゲージにNゲージがあります。Nゲージは鉄道模型に興味がない人でも名前だけは知っている可能性がある有名なゲージです。現在、日本で主流となっているのがNゲージで、初心者にもおすすめのゲージといわれています。

Nゲージの線路幅は9ミリで、縮尺は1/148~1/160となっており、サイズ感としては大きすぎず小さすぎずで、運用もしやすく海外との共通規格である点、加えて精密な作りが人気の理由です。9は英語でNineであることから頭文字NをとってNゲージと呼ばれています。また、そのままナインゲージと呼ばれることもあるゲージです。

■その他のゲージ

Nゲージ以外の主なゲージにはHOゲージやZゲージなどがあります。HOゲージはNゲージが主流となるまでは国内でもトップクラスのゲージでした。線路幅が16.5ミリで縮尺が1/80~1/87と、Nゲージよりも存在感の大きなゲージです。それがネックとなって国内ではNゲージにトップの座を奪われたともいえます。Zゲージは線路幅が6.5ミリで縮尺が1/220と卓上サイズと呼べるサイズ感です。

初心者の入門にはすぐに運転できるセットがおすすめ

自動車を積載した台車の鉄道模型

■2大ブランドのセットがおすすめ

初心者はまず鉄道模型を走らせてみるところから入ると楽しさがわかるのではないでしょうか。そこでおすすめするのが2大ブランド、TOMIXとKATOの入門用セット商品です。TOMIXからはコントローラーと車両、レールがセットになってすぐに楽しめる「Nゲージ鉄道模型ファーストセット」や「ベーシックセットSD」が出ています。同様にKATOから出ている「Nゲージスターターセット・スペシャル」もすぐに楽しめるアイテムです。

■レールのセットと車両を別々に買う手もアリ

この車両を走らせたいけれど適当なセットがないという場合には、レールセットと車両を別々に買うことも選択肢となります。同じゲージのアイテムを選ぶことを忘れないようにしましょう。すでに鉄道模型を持っている場合は、手元にあるゲージに合わせます。場所と予算に余裕があれば、異なるゲージを並べる楽しみ方も可能です。

■状態のよいメーカー品なら高価買取も可能

鉄道模型を楽しむ中で、新しい車両を買いたいが予算が少ないとか置き場所がないといった問題が生じるケースがあります。そんなときは買い替えも検討してみましょう。また、鉄道模型の趣味をやめる場合も含めて、買取の利用がおすすめです。

鉄道模型ファンなら大事な模型を粗末に扱っていることはないでしょうが、有名メーカー・ブランド品で状態がよければ高価買取を狙えます。逆に、需要の少ないアイテムや改造品は減額査定になりやすいため注意が必要です。改造部分をキレイに復元できるなら、査定に出す前に元に戻しておきましょう。箱や説明書などもあれば一緒に査定に出します。

趣味の幅を広げるならジオラマにチャレンジ

鉄道模型のジオラマ作りをする男性の手とピンセットで調整される線路上の列車

■まずは駅舎を追加してみる

鉄道模型に限らずジオラマ(周辺の環境を立体的に再現する手法であり再現された風景)を追加することで、その趣味の幅が大きく広がります。鉄道が走っている環境がさまざまで変化に富んでいることを加味すれば、その効果はより大きいといえるでしょう。

床の上に敷いたレールと列車だけでは味気なくなってきたと感じたなら、まずは駅舎を追加してみましょう。鉄道らしさがグンとアップするでしょう。次に、鉄橋や高架橋を追加するなど鉄道らしさのグレードアップへの挑戦がおすすめです。

■街や自然の景色を追加する

本格的な列車風景を楽しみたくなったら、ビルや公園、山河といった景色の追加にチャレンジします。市販のジオラマセットで気に入ったものがなければ自作に挑戦です。

鉄道模型は初心者でもすぐに上級者になれる趣味

鉄道模型は基本となるレールと車両、コントローラーがあればすぐに楽しめる趣味です。眺めるだけならコントローラーも要りません。走行させるための操作も簡単で、初心者に優しい趣味です。上級者になるための環境も整っており、自分の感性次第でいくらでもグレードアップできる、初心者でもすぐに上級者になれる点も鉄道模型のよさです。

 

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