さまざまな顔を持つ鉄道模型の満足買取を実現するために
高価な鉄道模型は売る価値もある
鉄道模型はお子様はもちろん、大人にも人気のホビーアイテムです。
1両1両が高額で、レールや制御機器などを揃えるとかなりの費用になるため、子どもがおこづかいで気軽に楽しむ玩具というよりは、年齢を重ねるほどコレクターが増えるアイテムと言えるのではないでしょうか。
もちろん、小さな頃から電車が好きで、祖父母やご両親に子どもの頃から鉄道模型を買ってもらって楽しんできたという、恵まれた環境にあった方もいるかもしれません。
中学校や高校に入ると鉄道模型研究会などの部活動があったり、大学でもサークルや同好会があったりします。
個人的には買えなくても、部活で線路や列車を揃えて楽しめるのがいいところです。
そんな子ども時代や学生時代を経て、大人になれば、好きな車両を好きなだけ大人買いもできるようになります。
鉄道模型のファンは1両1両に思い入れを持って購入しているので、基本的的には手放したいとは思わないことでしょう。
ですが、人生何が起こるかわかりません。
思わぬ事情で仕事を失ったときや収入が減ったというとき、お金が急に必要になったときなどに役に立つのが鉄道模型です。
種類や状態にもよりますが、人気が高いアイテムだけに買取が期待できます。
レアモデルや超人気モデルなどは買ったときよりもプレミアが付くほどのものもあり、ちょっとした生活のしのぎになるのです。
どうしても欲しい車両があるけれど予算が足りないといったとき、何かを手放すという方法もあります。
近年では鉄道模型コレクターの遺族からの買取ニーズも増えてきました。
遺族からしてみれば価値がない、価値がわからないものですが、いざ買取に出してみたら、思わぬおこづかいが入ったと喜ばれるケースは少なくありません。
幅広いモデルやシリーズがある鉄道模型
鉄道模型というとNゲージがメジャーですが、最初に日本で浸透した日本的なレイアウトを楽しめる小さめサイズのZゲージや海外経験者などに人気の圧倒的な重量感が人気のHOゲージなど、鉄道模型のサイズを問わず買取が可能です。
また、Bトレやプラレール、TOMYTECコレクションシリーズなど需要が高まっているアイテムもお値段が付く期待が持てます。
人気のメーカーやブランドと特徴
Nゲージはメーカーによって製作する車両のシリーズや製法、精度などが異なり、それぞれのメーカーやブランドの特徴に合わせて根強いファンもついています
有名なTOMIXやKATOをはじめ、マイクロエースやGREENMAX、天賞堂やピノチオなどの国内ブランドから、FLEISCHMANNやROCOなどの外国メーカーのものまで買取が可能です。
代表的な人気メーカーの特徴と買取でも高値査定が期待できる車両をチェックしてみましょう。
・人気の高いTOMIX
TOMIXはトミーの鉄道模型ブランドで、1976年設立という歴史もあるメーカーです。
鉄道模型ファンから高い評価を受けているE3系秋田新幹線こまちは、車両特有のフロントマスクをリアルに再現したハイクオリティな造りやホワイトとグレーのツートンカラーにピンクのラインが見事に再現されています。
209-500系通勤電車の総武線も幅広のワイドボディ設計をはじめ、シングルアームパンダグラフなどが忠実に再現されており、人気の高い車両です。
・国内外で支持されているKATO
KATOはシニア世代に至るまで往年のファンがついており、海外向け製品でも高い評価を得ているメーカーです。
500系新幹線のぞみは鋭利でスタイリッシュなフォルムを忠実に再現しており、評価の高い車両の1つとなっています。
KATOのベストセレクションシリーズの中でも注目を集めたSL列車セットは、世代を超えて人気が高い蒸気機関車D51とレトロ客車3両をフィーチャーした鉄道模型です。
凹凸の多い複雑な造りの蒸気機関車を忠実に再現しており、欲しい方が多いシリーズの1つとなっています。
・新たなファン層も取り込んでいるマイクロエース
マイクロエースは実車両を忠実に再現するNゲージだけでなく、アニメなどに登場する架空の鉄道まで製品化しており、鉄道模型ファンだけでなく、アニメファンなど新たな支持層も取り込んでいるユニークな個性を持つメーカーです。
Nゲージのラインアップも幅広く、新しく登場した車両はもちろん、すでに引退した車両やほとんど知られていない臨時列車などのマニア向けまで幅広くリリースしています。
2005年頃からは16番ゲージも手がけるようになり、キハ40系や183系、52系をはじめ、鉄道模型入門セットなども用意され、新たな鉄道ファンやマニア層のファンを獲得し続けています。
・カスタマイズも楽しめるGREENMAX
GREENMAXも1975年に創立した老舗メーカーの1つですが、完成品ではなく未塗装・未完成品を販売するという、ほかのメーカーとは大きく異なるスタイルを有しているのが大きな特徴です。
ユーザーが組み立てるタイプや塗装を施すタイプが多く、自ら作る楽しみがあるほか、完成品に比べて価格が安いため、学生さんや予算に制約がある方でも買いやすいと人気です。
カスタムキットシリーズはさまざまな私鉄車両がラインアップされており、多彩な付属選択パーツを自由に選んで、自在にバリエーションを作り出せる点でファンを集めています。
減額査定になりやすい車両について
鉄道模型は車両の連続車両でなくても単体でも買取ができ、ケースなどがなくても買取は可能です。
レールに乗せて走らせる楽しみがあるため、基本的に破損や不具合などがなく、正常に動くことが1つのチェックポイントです。
また、実車両の再現や精巧な造りがファンにとっての何よりの注目ポイントになるので、表面に落ちない汚れや傷、へこみなどがあると値段が付かないことも少なくありません。
特に複雑なフォルムを忠実に再現したファンの評価が高い車両は、その美しさがポイントとなるため、日焼けや傷、へこみなどがあると値段が付かない場合や大幅減額のリスクもあるので注意しましょう。
そのほか、一般的にマイナス評価になりやすいポイントをご紹介します。
・使用に伴うマイナス評価ポイント
車体やケースの汚れ動力車の不調や不動、 ライトの不調や不点灯をはじめ、走行歴を車輪に付いた走行傷などからチェックされます。
ケースやシール、付属品の欠損や使用状態もマイナス査定に結びつきやすいので注意しましょう。
・メーカー由来のマイナス評価ポイント
メーカー出荷時からある色とびや色剥げ、ホコリ混入などは所有者の責任ではありませんが、欲しい方からすればダメージになるため、マイナス評価につながります。
また、 メーカーから発表されたメーカーエラー修正に未対応な場合もマイナス査定になるので、面倒がらずにリコールに応じ交換してもらっておくことが大切です。
・カスタマイズに伴うマイナス評価ポイント
カスタマイズしたからといって買い取ってもらえないわけではありませんが、完全に改造してしまった場合やアーノルドカプラーからTNカプラーに変換するなどの カプラー変更やウェザリング加工、 室内灯などのカスタマイズはマイナス査定になりやすいです。
■車両以外も一緒に売ろう
買取対象になるのは車両だけでなく、レイアウトセットや駅舎などのストラクチャーやパワーユニットなどのコントローラー類などの制御機器、ターンテーブルや信号機、電動ポイント、レールなども買取は可能です。
もっとも、単体では値段が付きにくい場合もあります。
買取店が欲しがっている人気車両と合わせて、まとめ売りするのがおすすめです。