ゲーミングモニターって何だろう?普通のモニターとの違いは?
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ゲーミングモニターって何だろう?普通のモニターとの違いは?

ゲーミングモニターが写っている様子

こんにちは!
買取専門店リムーブです。

普段ゲーミングデバイスの買取を多く扱っている専門スタッフが、今回ゲーミングモニターについてお話させていただきます!
ゲーミングモニターの特徴や、人気のモデルも合わせて紹介しますので是非ご一読ください!

目次

・ ゲーミングモニターとは
・ ゲーミングモニターの特徴
・ 人気のゲーミングモニター
・ 最後に

ゲーミングモニターとは

ゲーミングモニターは、ゲームのプレイをより円滑・スムーズ・快適にするために設計された特別なモニターです。
高い応答速度・高リフレッシュレート・色再現性など、ゲームをより快適かつ競技性を高める為にプレイするうえで重要な役割を担っています。

普通のモニターとゲーミングモニターでは何が違うのでしょうか。
ゲーミングモニターについて重要な要素を紹介します。

ゲーミングモニターの特徴

1、解像度

画面に表示されるピクセルの数を示す指標です。
通常、「幅 x 高さ」の形式で表現されます。例えば、1920×1080は、横幅が1920ピクセルで縦幅が1080ピクセルであることを意味します。

解像度が高いほど、画面上に表示される情報がより鮮明になります。
一般的に、高い解像度はより詳細なグラフィックやテキストを表示するのに役立ちます。

ゲーミングモニターの解像度を選ぶ際には、グラフィックカードの性能やゲームの要求スペックも考慮する必要があるので高い解像度のゲームをプレイする場合にはより強力なグラフィックカードが必要になる場合があります。

一般的なゲーミングモニターの解像度には以下のようなものがあります。

・1920×1080 (Full HD)
一般的な解像度であり、多くのゲーマーが使用する解像度になります。

・2560×1440 (Quad HDまたは2K)
より高い解像度で、より詳細なグラフィックを表示できますが、より高性能なグラフィックカードが必要となります。

・3840×2160 (4K Ultra HD)
非常に高い解像度で、非常に鮮明な映像を提供しますが、非常に高い性能のグラフィックカードが必要となります。

・5120×2880 (5K)
4Kよりもさらに高い解像度で、プロフェッショナル向けの編集作業などに使用されることがあります。

どの解像度を選ぶかは、ゲームの種類やお持ちのハードウェアの性能、個々の好みによって異なる場合があります。

2、リフレッシュレート

リフレッシュレートは、1秒間に画面が何回更新(リフレッシュ)されるかを示す数値です。通常、ヘルツ(Hz)で表現され、60Hzのモニターは1秒間に60回画面を更新します。
リフレッシュレートが高いほど、画面がより滑らかに表示され、動きがより自然に感じられます。特にゲームでは、高いリフレッシュレートは重要で、高速なアクションや動きの多いシーンでも画面がついていけるようにします。

ただし、リフレッシュレートが高いだけでなく、それに対応するグラフィックカードやゲームのフレームレート(FPS)も重要です。例えば、モニターが144Hzの場合、ゲームのFPSもそれに追随するようになると最も効果的です。

一般的なゲーミングモニターのリフレッシュレートには以下のようなものがあります。

・60Hz
一般的な用途に使用され、オフィス業務や動画鑑賞等のコンテンツを楽しむには十分なレートになります。

・120Hz/144Hz
より滑らかなゲームプレイを提供し、FPSが60以上のゲームに最適となります。

・240Hz
非常に高いリフレッシュレートで、eスポーツなどの競技性を重視するプレイヤーや高度なゲーマー向け。

・360Hz
最も高いリフレッシュレートで、超高性能のグラフィックカードと組み合わせて使用され、非常に高いプロフェッショナル向け。

リフレッシュレートは、ゲームの滑らかな体験に重要な影響を与える要素の一つですが、性能のバランスを考えながら選ぶことが重要です。

3、応答速度

応答速度は、画面上のピクセルが状態を変えるのにかかる時間を示す指標です。
通常、ミリ秒(ms)で表現されます。
例えば、1msの応答速度は、1ミリ秒でピクセルの状態が変わることを意味します。

応答速度が速いほど、画面上の動きがより滑らかに表示され、特に高速なアクションや動きの多いゲームにおいて、画面のぼやけやぼやけた感じが少なくなります。

一般的には、ゲーミングモニターの応答速度は以下のように分類されます。

・1ms以下
非常に高速な応答速度で、ほとんどのゲーマーにとって理想的です。
特に競技性の高いFPSや高速なアクションゲームに適しています。

・2ms – 4ms
非常に優れた応答速度で、ほとんどのゲームに適しています。ほとんどのユーザーにとって十分な性能となります。

・5ms – 8ms
一般的なオフィス用途や一般的なゲームに適していますが、非常に高速な動きの場合にはややぼやける可能性があります。

・8ms以上
一般的なオフィス用途には適していますが、高速なアクションゲームには適していません。

ゲーミングモニターの応答速度は、高速な動きがあるゲームにおいて重要です。
ただし、応答速度がすべてではなく、解像度やリフレッシュレートなど他の要素も重要な役割を果たします。

4、パネルタイプ

■IPS
IPS(In-Plane Switching)は、液晶ディスプレイのパネル技術の一種です。
IPSパネルは、液晶分子が平面内で動くことからその名前がついています。

IPSパネルは、以下のような特徴を持っています。

・広い視野角
IPSパネルは、垂直・水平の広い視野角を提供します。これは、画面を斜めから見た場合でも色やコントラストがほとんど変わらないことを意味します。

・色再現性
IPSパネルは、豊かな色再現性を持ち、鮮やかで正確な色を表示します。これは、グラフィックデザインや写真編集などの色の正確さが重要な作業に適しています。

・色の一貫性
IPSパネルは、画面全体にわたって一貫した色を保ちます。これは、画面の中央部分と端部分で色が変わることが少ないことを意味します。

・遅延(レイテンシ)が少ない
最近のIPSパネルは、従来よりも低い応答速度を持ち、ゲーミング用途でも利用されるようになっています。

・黒の再現性
黒の表現が他の液晶パネル技術(例: TNパネル)に比べて良好で、暗いシーンでも細部が見やすいです。

一方で、IPSパネルは一般的に他のパネル技術(例: TN、VA)よりも応答速度がやや劣る場合があります。そのため、競技志向のプロゲーマーなど、非常に高い応答速度が求められる場合には、他のパネル技術が選ばれることもあります。

総じて、IPSパネルは広い視野角や色再現性が重要な場面(例: グラフィック作業、写真編集)や、一般的なゲームプレイに向いています。

■TN
TN(Twisted Nematic)は、液晶ディスプレイのパネル技術の一種です。
TNパネルは、液晶分子がねじれて配置されていることからその名前がついています。

TNパネルは以下のような特徴を持っています。

・高い応答速度
TNパネルは、他の液晶パネル技術に比べて非常に高い応答速度を持ちます。これは、速い動きのあるゲームや動画を滑らかに表示するのに有利です。

・低い入力遅延
TNパネルは、画面への入力が表示されるまでの遅延(レイテンシ)が短いため、競技的なゲーマーや反応速度が重要な場面で好まれます。

・低価格
TNパネルは他のパネル技術に比べて製造コストが低いため、一般的に価格が比較的安価です。

しかし、TNパネルは以下のような欠点も持っています。

・視野角の制限
TNパネルは、視野角が他のパネル技術に比べて狭いです。特に斜めから見ると色やコントラストが変わることがあります。

・色再現性の制限
TNパネルは、色の再現性が他のパネル技術に比べて劣る場合があります。

・黒の再現性の制限
暗いシーンでの黒の再現性が他のパネル技術に比べて劣る場合があります。

TNパネルは、特に競技志向のプロゲーマーや、高い応答速度が求められる場面で選ばれることが多いです。ただし、色の正確さや広い視野角が重要な場合には、他のパネル技術が好まれる場合があります。

■VA
VA(Vertical Alignment)は、液晶ディスプレイのパネル技術の一種です。
VAパネルは、液晶分子が垂直に配置されていることからその名前がついています。

VAパネルは以下のような特徴を持っています。

・良好な色再現性
VAパネルは、IPSパネルに次いで良好な色再現性を持ちます。豊かで正確な色を表示します。

・高い対比度
VAパネルは、暗い部分と明るい部分の差(対比度)が高いため、暗いシーンや映画鑑賞に向いています。

・広い視野角
TNパネルに比べて広い視野角を持ちますが、IPSパネルに比べるとやや狭い場合があります。

・低価格
IPSパネルに比べて製造コストが低いため、一般的に価格が比較的安価です。

しかし、VAパネルは以下のような欠点も持っています。

・応答速度の制限
TNパネルやIPSパネルに比べて応答速度がやや劣る場合があります。高速な動きがあるゲームにはやや不利です。

・一貫性の問題
画面全体にわたって色や明るさが一貫して表示されるとは限らない場合があります。

・入力遅延
TNパネルに比べると入力遅延がやや高い場合があります。

VAパネルは、一般的なゲームプレイやエンターテイメント用途に適しています。特に映画やビデオコンテンツを楽しむ際には、高い対比度が魅力的です。競技的なゲームを重視する場合には、応答速度に注意が必要です。

5、入力遅延

ゲーミングモニターの「入力遅延」(Input Lag)は、ユーザーがマウスを動かしたりキーボードを操作した際に、その入力が実際に画面に反映されるまでの時間を指します。具体的には、以下のようなプロセスが含まれます。

① 入力装置(例: マウス、キーボード)から信号が発生
マウスを動かしたりキーボードを操作すると、それに対応する電気信号が生成されます。

② 信号がゲームコンピューターやPCに送られる
この信号はゲームコンピューターやPCに送られ、処理されます。

③ 処理された情報がゲームエンジンに送られる
ゲームエンジンは、入力を処理し、ゲームの状態を更新します。

④ 更新された情報がモニターに送られる
更新されたゲームの状態がモニターに送られ、画面に表示されます。

このプロセス全体で発生する遅延が入力遅延です。入力遅延が少ないほど、ゲームプレイはよりリアルタイムに感じられ、競技的なゲームでは特に重要な要素です。
一般的には、モニターや入力デバイス自体だけでなく、グラフィックカードやゲームの設定、その他のハードウェアの性能も入力遅延に影響します。

6、G-Sync および FreeSync
G-SyncとFreeSyncは、ゲーミングモニター向けのテクノロジーで、画面のリフレッシュレートとグラフィックカードのフレームレートを同期させることで、画面のちらつきやティアリングを軽減し、より滑らかなゲームプレイを提供する目的で開発されました。

以下にそれぞれのテクノロジーを簡単に説明します。

・G-Sync:
開発元: NVIDIA(エヌビディア)
動作原理: G-Sync対応のモニターは、グラフィックカードのフレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期させることで、画面のちらつきやティアリングを軽減します。

「利点」
一貫した滑らかなゲームプレイを提供し、特に低いフレームレートの場合に威力を発揮します。

「注意点」
G-Sync対応モニターは通常高価であり、NVIDIAのグラフィックカードが必要です。

・FreeSync:
開発元: AMD(エーエムディー)
動作原理: FreeSync対応のモニターは、グラフィックカードのフレームレートとモニターのリフレッシュレートを同期させることで、画面のちらつきやティアリングを軽減します。

「利点」
G-Syncに比べて一般的に低価格で、AMDのグラフィックカードを利用する場合に利用可能です。

「注意点」
FreeSyncは一部のモニターやグラフィックカードに限定される場合があり、機能の範囲や品質はモデルによって異なります。
どちらのテクノロジーも、ゲーマーにとってより良いゲームプレイ体験を提供するために開発されましたが、それぞれの特徴や利点があります。ユーザーは、自分の使用するグラフィックカードやモニターの対応状況を確認し、適切なテクノロジーを選ぶことが重要です。

7、HDR(High Dynamic Range)

HDR(High Dynamic Range)は、ゲーミングモニターやテレビなどのディスプレイ技術の一種です。HDR技術は、明るい部分と暗い部分のコントラストを拡張し、より広い色域と細かい階調を再現することで、よりリアルで鮮やかな映像を提供します。

以下にHDR技術の主な特徴をまとめます。

・広いダイナミックレンジ
HDRは、明るい部分と暗い部分のコントラストを拡張します。これにより、より自然な光の表現が可能で、例えば太陽が輝く空の下でのシーンなど、明るい場所や暗い場所の細部をより詳細に見ることができます。

・広い色域
HDR対応ディスプレイは、従来のディスプレイよりも広い色域を再現できます。これにより、より鮮やかで豊かな色彩が表示されます。

・細かい階調
HDRは、より多くの階調を再現できるため、色の変化がより滑らかで自然に見えます。

・リアルな映像体験
HDR技術により、よりリアルな映像が得られます。特に映画やゲームなど、エンターテイメントコンテンツの魅力が向上します。

ただし、HDRを最大限に活用するためには、ディスプレイ自体がHDRに対応しているだけでなく、コンテンツやグラフィックカードもHDRに対応している必要があります。

ゲーミングモニターは特にゲームの臨場感や視覚的な魅力を向上させる役割を果たします。

8、サイズ

モニターのサイズやカーブ(曲がり具合)は、個人の好みやプレイ環境、やりたいゲームのジャンルによって変わってきます。

・デスクのスペース
デスクの大きさや配置によって、設置可能な最大サイズが変わります。
モニターがデスクに収まるように注意しましょう。

・視野距離
モニターとの距離がとても重要です。
通常、24インチから27インチのモニターが一般的で、約60cmから80cmの距離が推奨されます。

・解像度とピクセル密度
大きなモニターで高解像度(例:2560×1440や4K)を選ぶと、より鮮明な映像が得られます。

・ゲームの種類
FPSなどの競技性の高いゲームをプレイする場合、24インチから27インチが最適かもしれませんが、シミュレーションゲームやRPGをプレイする場合は27インチ以上も考慮に入れましょう。

ゲーミングモニターの選択は、個人のプレースタイルや予算によって異なります。
例えば、eスポーツなどの競技性の高いゲームをプレイする場合はリフレッシュレートや応答速度を重視するかもしれませんが、ビジュアル・グラフィック重視のゲームをプレイする場合には解像度とHDRを重視するかもしれません。

最適なゲーミングモニターを選ぶ際には、これらの要素を考慮に入れて、自分のプレースタイルや好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。

人気のゲーミングモニター

・ベンキュー(BenQ) ZOWIE
ゲーミングモニター XL2546K

・イイヤマ(iiyama)
ゲーミングモニター GB2590HSU-B2

・エイスース(ASUS)
ゲーミングモニター ROG Swift OLED PG27AQDM

・エムエスアイ(MSI)
ゲーミングモニター 273CQRX-QD

・LGエレクトロニクス(LG Electronics)
ゲーミングモニター 27GR95QE-B

・デル(Dell) Alienware
ゲーミングモニター AW2523HF

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