パーカーの万年筆が中古市場でも人気の理由!125年の歴史ストーリー
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パーカーの万年筆が中古市場でも人気の理由!125年の歴史ストーリー

パーカーの万年筆が中古市場でも人気の理由!125年の歴史ストーリー

パーカーは万年筆の代名詞

万年筆のブランドといえば、もちろんパーカーが筆頭に挙がるでしょう。
007が愛用しているという設定もありますが、確かに仕事のできる男性が使う名品のイメージがあります。
英国のトップエージェントであるジェームズ・ボンドに選ばれたことからもわかるように、パーカーはイギリスを代表する筆記具メーカーです。
その長い歴史の中で筆記具業界に革命を起こし、強く牽引してきた存在と言えます。
優れた性能を持つだけでなく、そのデザイン性の高さにも定評があることから、多くのモデルが買取市場で高い人気を誇ります。
もちろんその価値を正しく認識できる専門業者でなければなりませんが、中には数万円という高額買取になるリミテッドエディションも存在するため、期待は大きいでしょう。
クリップ部分にアロウ(鳥の矢羽根)がデザインされた特徴あるこの筆記具は、マッカーサー総司令官が太平洋戦争終結文書に署名した際、使われたことでも有名です。
アロウは同社のブランドアイコンでもありますが、それが示すものは「行動力」「方向性」といった力強い推進力です。
新しい道を切り拓く道標であり、未来に可能性をもたらすアイテムとして、まさに格好のセレクトと言えるでしょう。
世界の歴史とともに歩んできたパーカーの万年筆には、いったいどのようなストーリーがあるのでしょうか。

すべては優れたペンを作るために

パーカーが創業されたのは1888年、一世紀以上前のことになります。
創業者はジョージ・サッフォード・パーカー氏で、25歳のときでした。
パーカー氏が掲げた志は、「優れたペンを作り上げる」というその1点のみでした。
当時も万年筆はすでに世にあったものの、非常に出来が悪く、使うたびに内部のインクが漏れてくるような問題ある筆記具だったのです。
こうした問題を解決できるペンを考案するため、パーカー氏は多くの万年筆の修理を行いました。
そこから見つけ出したインク漏れをしない構造で、自身初となるペンの特許を申請したのが、パーカー氏25歳のときだったのです。
パーカー氏が着目したのは、ペン内部の芯の形状でした。
漏れを防止するカーブさせたペン芯は非常に画期的なインクの供給システムであり、毛細管現象で内部のインクを自動的に吸い上げる仕組みも非常に新しいものでした。
この仕組みに「ラッキーカーブ」と名付け、1894年に取得したのが2つめの特許です。
ラッキーカーブは筆記具業界に大きな進歩をもたらし、それは1929年まで続きました。

・世界の歴史の節目に使われたアイテム

1945年、太平洋戦争を終結させるためにミズーリ号の甲板で交わされた調印は、マッカーサー総司令官のパーカーの万年筆で実行されました。
この万年筆のモデルは「デュオフォールド」で、司令官が奥様から贈られたものだったと言われています。
時は変わり1991年、ロナルド・レーガン大統領図書館のオープン記念式典で製作された特製ボールペンは、やはりパーカーのものでした。
こちらは、歴代アメリカ合衆国大統領5人をリスペクトした特別なアイテムです。
そして翌1992年には、アメリカとロシアで第二次戦略兵器削減条約が調印されました。
このとき、当時のブッシュ大統領とエリツィン大統領が使用したのが、やはりデュオフォールドでした。
イギリスを代表するパーカーは、すでに国の枠を超え、世界の歴史とともにある存在となったのです。
もちろん母国イギリスでは1962年にロイヤル・ワラントに認定されていましたが、多くの著名人が「世界で最も愛されるペン」と認める逸品であることに間違いはありません。

平和を象徴するオレンジのデュオフォールド

平和へと導く調印にパーカーが採用されたことは、もちろん偶然ではありません。
デュオフォールドは事実、平和のための国家の歩み寄りを象徴する存在として、あらゆる局面で意識的に採用されてきました。
その歴史の中で幾度となく平和を具現化してきたデュフォールドは「平和のためのペン」とも呼ばれますが、同時にインク容量・耐久性が従来の2倍以上という高い性能を誇ります。
こうした優れた特徴を持つことから、最重要となる国家間のイベントを成功させるための信頼を勝ち得たと言えるでしょう。
登場したのは1921年、デュオフォールドは当時のパーカーの最新技術が結集されたモデルと言えます。
そのセンセーショナルな個性を世界に誇示するかのように、それまで黒が当然とされていた万年筆の歴史を、オレンジ色に塗り替えました。
調印式に使われたデュオフォールドのボディは鮮やかなオレンジ色、それとマッチするアールデコ調のデザインは、現在でも前衛的だと高く評されています。

・デュオフォールドの魅力

今なお世界中にファンの多いデュオフォールドですが、そこには卓越したクラフトマンシップがあります。
創業者が志した書きやすさを追及し、最高の書き味を実現するためこだわり抜いた設計になっているのが特徴です。
21個ものパーツはあらゆるものが希少な素材から作られ、すべて熟練職人の手作業で組み立てられます。
持ちやすく手に馴染む優れた快適性、フラッグシップモデルを表す「エース」のデザインが打たれたバイカラーの18金ペン先には、希少な貴金属コーティングもなされています。
あまりに美しく有能で有名なデュオフォールドシリーズの万年筆は、現在でも中古市場で数万円の高値を付ける査定が少なくありません。
もちろん状態にもよりますが、価値を知る専門業者であれば、ぜひすぐにでもひと声かけてほしい逸品であることは間違いないでしょう。

パーカーの万年筆を高額買取にするコツ

前述した通り、パーカーは非常に名の通ったブランドであり、万年筆はとても人気の高いアイテムです。
もし手元に使わないものがあるなら、ぜひ眠らせておかず買取査定に出すことをおすすめします。
時代はIT、スマートフォンが普及してから、すでに手帳すら使わなくなって久しいという人も多いでしょう。
実は1回もまともに使ったことがないパーカーの万年筆があるという人も、珍しくはありません。
パーカーに限りませんが、万年筆を高く売るためのコツは、やはり少しでも購入したときの状態に近づけるということです。

・純正である

純正であることは大前提ですが、これはインクカートリッジなど中身に関しても言えます。
ブランド純正である方が再販しやすいため、戻せるならできだけ戻してください。
ただし純正でも名入りになってしまうと、高額買取は少々難しいと言わざるを得ません。
とはいえ、なんらかの記念品や祝い事で受け取る際、名が入れられるのであれば、それは致し方ないでしょう。
無理に消そうとして傷を付けたり、跡を残したりするとかえって価値が下がりますので、注意してください。

・付属品を揃える

付属品をすべて揃えれば、揃えない状態と比べて各段に査定額に差が出るのが一般的です。
万年筆に付属品?と疑問に思うかもしれませんが、万年筆の付属品は「箱」「保存袋」「説明書」などが主です。
スペシャルエディションなど限定品には別途小冊子が付いている場合もありますし、ギャランティーカードなどが付属している場合もあります。
理想的にはこれらがすべて揃い、購入時の状態とほぼ変わらないことが高額買取のコツです。

・状態がきれい

万年筆は汚れや傷が付いていないほうが高額買取になります。
ただ使い込んでいるとどうしても汚れが付着しますが、無理に汚れをこそぎ落とそうとして傷を付けてしまうくらいなら、触らないほうが良い場合も少なくありません。
また汚れや傷がマイナスになるのは、付属品に関しても同様です。
箱、説明書、冊子、ギャランティーカードなども汚れていないほうが高額査定につながります。
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